【2026年4月1日】新卒施術者が「この院で一生働きたい」と思う境界線。DX化が最強の採用・定着戦略になる理由

【2026年4月1日】新卒施術者が「この院で一生働きたい」と思う境界線。DX化が最強の採用・定着戦略になる理由

矢野 敦子

矢野 敦子

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桜の便りと共に、今年も4月1日がやってきました。
全国の整骨院・鍼灸院の経営者の皆様にとって、今日は一年で最も背筋が伸びる日ではないでしょうか。

真新しい制服に身を包んだ新卒の施術者を迎え入れ、「彼らを立派に育て上げよう」「一日も早く現場に慣れてほしい」と期待に胸を膨らませていることと思います。

しかし、その一方で、心のどこかに小さな不安はありませんか?
「せっかく採用したのに、すぐに辞めてしまわないだろうか」
「今の若い子たちは、何を考えているのか分からない」

先日、3月26日に発表された柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家試験合格発表。

その興奮冷めやらぬ中で現場に飛び込んできた彼らデジタルネイティブ世代を惹きつけ、定着させるために今、経営者が真っ先に見直すべきは「技術指導」よりも先に「インフラ」です。

今回は、4月1日という新たな門出の日に、あえて「電子カルテ」という切り口から、令和の時代の採用・定着戦略を紐解いていきます。

目次

1. 学生たちが漏らした本音「IT化していない院は、選びません」

最近、就職活動を終えた学生たちの間で、ある共通の「院選びの基準」が定着しつつあるのをご存知でしょうか。

IT化(電子カルテ導入など)が進んでいない院は、最初から選択肢に入れない

かつては「有名な先生がいる」「給与が高い」「家から近い」といった要素が上位を占めていましたが、2026年現在の若手施術者にとって、IT環境の有無はそれらに匹敵、あるいは凌駕する判断基準になっています。

なぜ、彼らはそこまで「IT化」にこだわるのか。
ある学生は、その理由をこう断言しました。

IT化されていないということは、それだけ『無駄な残業』が多いということだからです

この言葉は、経営者が考えている以上に重い意味を持っています。
彼らにとって、紙のカルテやアナログな管理体制は、単なる「古き良き伝統」ではなく、自分たちの貴重な時間を奪う「非効率の象徴」として映っているのです。

2. 「アナログ=残業」という若手のロジックを解剖する

彼らが「アナログな院=残業が多い」と考えるのには、明確な根拠があります。
彼らが最も恐れているのは、施術が終わった後の「名もなき事務作業」の山です。

  • カルテを探す・戻す時間: 1日数十人の患者様がいれば、それだけで1時間近いロスになる。
  • 解読不能な文字との格闘: 先輩や院長が書いた紙カルテの文字を読み解くために、確認作業が発生する。
  • 二重・三重の入力作業: 紙に書き、それをレセコンに打ち込み、さらに別の帳簿に転記する。

彼らは、自分が志した「施術」という仕事に100%の情熱を注ぎたいと考えています。
だからこそ、ITで解決できるはずの事務作業に時間を溶かし、結果として夜遅くまで院に拘束される環境を、「自分の成長を阻害するリスク」だと直感的に見抜いているのです。

3月26日に合格を掴み取ったばかりの若き才能たちは、決して「楽をしたい」わけではありません。
価値のない時間に、人生を使いたくない」と考えているのです。

3. 電子カルテが「最強の福利厚生」になる3つの理由

ここで、電子カルテを中心とした「現場のDX化」が、どのように採用と定着に寄与するのかを整理しましょう。

① 「スマホ操作」という、彼らにとっての標準言語

今の若手施術者にとって、PCのタイピングよりも圧倒的に得意なのがスマートフォンの操作です。
「Kartte(カルッテ)」のような、スマホやタブレットでの操作に最適化されたシステムは、彼らにとって「使い慣れたツール」そのものです。

タップ操作だけでカルテ作成が完結し、空き時間にスマホでパッと情報を確認できる。

このストレスフリーな操作性は、彼らにとって「最高の働きやすさ」であり、どんな豪華な休憩室よりも価値のある「福利厚生」となります。

② 教育の「見える化」で、納得感を醸成する

若手施術者は、自分の技術が正しく評価されているか、常に不安を抱えています。
電子カルテに蓄積されたデータを活用すれば、
「君が担当した患者様の再診率はこう変化したね」「この症状に対する改善スピードが上がっているよ」といった、客観的な数値に基づいたフィードバックが可能になります。

「背中を見て覚えろ」という抽象的な指導ではなく、データに基づいた納得感のある指導。
これができる環境こそが、成長意欲の高い若手を手放さない秘訣です。

③ 「施術に集中できる時間」という、最大のプレゼント

IT化によって事務時間が1日1時間短縮されれば、それはそのまま「技術研鑽」や「患者様との対話」、あるいは「早期帰宅によるリフレッシュ」に充てられます。 「この院は、スタッフの時間を大切にしてくれる」 この確信が、入社間もない時期に生まれる小さな違和感を、大きな信頼へと変えていきます。

4. 4月1日、経営者が発信すべきメッセージ

今日、新卒施術者を前にしたミーティングで、ぜひ伝えていただきたいことがあります。

「うちは、君たちが患者様に100%集中できるように、無駄な事務作業を徹底的に省く努力をしている。最新の電子カルテを導入しているのも、君たちの技術を磨く時間と、プライベートな時間を守りたいからだ」

この一言は、彼らが就職活動中に抱いていた「IT化していない院は残業が多そう」という不安を、一気に「この院を選んで正解だった」という確信に変えるパワーを持っています。

4月1日は、単なる年度の始まりではありません。
技術至上主義」という言葉の裏に隠れていた「非効率な労働環境」と決別し、次世代の施術者と共に歩むための「DX元年」にする絶好の機会です。

5. まとめ:未来の「当たり前」を、今日から始める

かつて電子カルテは、経営を「管理」するためのツールでした。
しかし2026年の今、それは大切なスタッフを「守る」ための盾であり、優秀な人材を「惹きつける」ための旗印へと進化しています。

スマホで直感的に操作でき、タップ一つで現場の熱量を共有できる。
そんな「Kartte(カルッテ)」のようなインフラが整っていることは、新卒施術者にとって、もはや「あって当たり前」の安心感です。

3月26日に合格を勝ち取ったばかりの若き才能たちが、あなたの院で「施術の喜び」を真っ先に感じられるように。 今日から始まる新しい年度を、アナログな慣習を脱ぎ捨て、次世代の施術者が最も輝ける環境へと舵を切る記念日にしませんか。

その決断が、1年後、3年後も彼らが笑顔で患者様に向き合い続ける、何よりの保証となるはずです。

電子カルテ「Kartte(カルッテ)」
📌 詳しくはこちら
👉 https://kartte.jp/

矢野 敦子

著者

矢野 敦子

株式会社クロスリンク代表取締役 兼 マッサージコンシェルジュ®️

新卒で凸版印刷株式会社に入社し営業職に従事。途中、株式会社博報堂へ出向し大手自動車会社のプロモーション戦略の企画立案から実施までを行う。

その後、株式会社エムアウトに参画。新規事業の立ち上げを経験したのち、2010年に株式会社クロスリンクを設立。2012年に株式会社エムアウトからMBOを実施し、現在に至る。

2022年度東京女性経営者アワード「持続経営部門」受賞

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